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Summer編用語集
/か/さ/た/な
は/ま/や/ら/わ

あ行

用語 よみがな 意味
あさ クワ科の一年草。夏から秋にかけて刈り、皮から繊維をとる。もしくはその繊維で織った布。
朝餉 あさけ 朝食。
吾妻 あづま 1.本州東方諸国の総称。
 もっとも、その範囲については、碓氷峠と足柄山とから東の関東・東北地方、信濃(長野県)・遠江(静岡県)より東の国々、近江(滋賀県)の逢坂山より東の国々と、時代また文献により一定しない。(古語辞典より)
2.社殿を襲った傭兵団が本拠を置くという場所。
 しばしば西国の平氏、東国の源氏といわれるが、これは少なくとも院政期以降のことに属し、それ以前の平安中期には平氏が東国に蟠居し、源氏は畿内近国を主たる活動の舞台としており、その地域的な基盤は逆であった。(日本歴史4より)
 このことから、その傭兵団は、平氏の可能性が高い。
あつもの 熱物(あつもの)の意。魚鳥の肉や野菜を熱く煮た汁。
阿鼻叫喚 あびきょうかん 1.(仏教語)阿鼻地獄でうける苦しみにたえられないで、亡者がわめき叫ぶようす。
 転じて、災害・事故などで被害をうけた人々が助けを求めて泣き叫ぶ、むごたらしい状態。
2.具体的には以下のような様子。以下抜粋。
がぶっ。
柳也「いててっ、噛むな噛むなっ!」
油紙 あぶらかみ 桐油などの油をぬった、防水用の紙。
あぶらぜみ あぶらぜみ セミ科の昆虫。やや大形で、からだは黒くはねは赤褐色。非常にやかましくなき、暑さをかきたてる。最もふつうに見られる。
あぶり出し あぶりだし 1.紙にみょうばんの水溶液・塩水などで字や絵をかき、火にあぶるとその形が現れでるようにしたもの。橘やみかんの実の汁を使っても出来る。
2.間違っても『この文はあぶりだしでしたためた』なんて書いてはいけない。
あまつびと あまつびと 「あまつ」とは、天に関する事物に冠する語。従って、「あまつびと」とは、天の人ということ。
あわび 読みを見てわかるように、あわびのこと。貝の一種。
日本では生を食すが、中国では干したものが珍重される。
行脚僧 あんぎゃそう 1.諸国を回って修行する僧。=雲水・遊行。
2.柳也が、翼人に関する文書や伝承をできるかぎり集めた時に頼んだ人々。
いおり 粗末な仮の家。僧侶や世捨て人の住居。
斑鳩 いかるが 奈良県生駒郡斑鳩町。法隆寺付近の地名。
いき送れ いきおくれ 独身か夫(妻)を亡くした人のこと。
いしなどり いしなどり 石投(いしな)ごとも言い、女児の遊戯の一つ。小石をまき、そのうちの一つを空中に投げ上げ、その間にまいた石をつかみ取り、早くとり尽くしたものを勝ちとするもの。今の「おてだま」に似る。
意匠 いしょう 物の形・色・模様などを考えること。デザイン。
いち 1.人が集まって物品を交換・売買する所。
2.さまざまな物品が取り扱われていたので、世間知らずな神奈が五歳児のように何にでも興味を示した場所。
市女 いちめ 市で物をあきなう女。
一刻 いっこく 今の二時間にあたる時間の単位。
五衣 いつつぎぬ 平安時代の女房装束のひとつ。
「表着(うわぎ)」と「単(ひとえ)」の中間に「袿(うちき)」を五枚重ねたもの。
竈馬 いとど おかまこおろぎ・カマドウマの異名。
ちなみに、カマドウマには、羽がない。
いとま 休暇。休み。
いにしえ 遠く過ぎ去った世。ずっと昔。古代。太古。
囲炉裏 いろり 床の一部を四角に切り、灰を敷いて火をたくようにした所。
隠者 いんじゃ 世をさけてかくれている人。
詠う うたう 1.和歌を作ること。
 平安時代の上流階級は和歌を詠めなくては、恋もできなかったという。
2.そうだとすれば、裏葉が「和歌のひとつも詠えぬ口など、無用の長物というもの」「いっそ縫いつけてしまいましょうか」と言ったのも当然。
空蝉 うつせみ 1.蝉の抜け殻。
2.源氏物語の登場人物。
鳥梅 うばい 1.梅の未成熟果実を煤煙にくすぶらせて燻製にしたもの。胃腸の薬として使用されるらしい。
2.途方もなく酸っぱいためか、神奈がいやがったもの。
裏葉 うらは 社殿で唯一、神奈に真心から仕える女官。翠髪の髪を持つ。方術の一団の僧たちには、百年に一度の逸材と評される。そして、おそらく往人の先祖であると思われる。
はじめの頃、柳也は、裏葉のことを脳天気な性質で神奈のそばで笑っているだけの無垢で愚鈍な女と見ていた。しかし、気配を感じさせず近づいたり、勘と機転が並大抵ではなかったり、高野の結界を破ったり、二年間の方術の修行で霊寄せ(たまよせ)の術を会得したりと謎の女性。と指摘すると、裏葉自身は「なにごとも修練でございます」の一言で済ませてしまいそう。
表着 うわぎ 一般に、上に着る衣。
女官が正装の時に唐衣の下に着る衣。
うわさ 1.おもしろがって、確かでないことを言いふらす話。
2.柳也が社殿を絶対に出ていかなくてはならなくなった原因。
 『夜這いをかけた衛門どの、衣も脱がずに女房と共寝』
雲水 うんすい 1.雲と水。
 雲や水が一箇所にとどまらず方々を歩きまわるところから、行脚僧をいう。転じて、僧侶。
2.柳也の育ての親。柳也自身は、育ての親、と言えるほどの存在ではない、と言っているが・・・。厳しくて、どうして柳也を助けてくれたのかもわからないし、経を唱える時以外、無駄口はいっさい開かなかったため、法名さえ、最期まで教えてもらえなかった人らしい。
3。都を離れ、西に向かった柳也たちを知徳の元へ案内した人物。一度しか出てこないのに珍しく、「稜栄」と名前が与えられている。
衛士 えいし 1.衛士(えじ)は、諸国の「軍団」から交代で上京し、「衛門府」「衛士府」に配され一年交代で内裏・諸門を警護した兵士。
2.社殿を守る衛士は、あからさまに任を軽んじる者と、なにかを恐れるように息を殺し奉公明けを待つ者の二種類があった。
えびら 矢を差し入れて背に負う武具。矢の数は二十四本。ふつう右腰につける。
演技指導 えんぎしどう 1.ある目的があって、わざとやってみせる行動や動作を教えること。
2.神奈が裏葉に教えてもらったこと。具体的には、柳也の話がおわったら、おもむろに衣の前をはだける。この時、胸乳がもろには見えぬぐらいにするのが重要。
 「演技」指導というより、むしろ「艶技」指導。
鷹揚に おうように ゆったりと落ち着いているさま。
おおらかである。けちけちしない。
お隠れになる おかくれになる 「死ぬ」の語を避けていう語。亡くなる。
ちなみに、源氏物語の「雲隠」の巻は、光源氏の死を暗示しているものらしい。
奥の手 おくのて 1.奥義。
2.裏葉が寝ている神奈を起こすためにとった行動のこと。それは枕を抜き取るだけだが、効果は絶大らしい。
おつむ 1.漢字を見てわかるように、頭のこと。
2.市で売り子に神奈の奇行を説明する際、ここが足らず困ってると柳也が言ったもの。回転が悪いわけではないが、知識がないのは事実であるから、柳也が言ってることは間違ってはいない。
お手玉 おてだま 1.袋状にした布の中に小豆など豆類を入れ、閉じたもの。それを一つ投げ上げてその間に他のを投げ上げてと3つ以上を手の中と空中で移動させる遊び。
2.裏葉曰く、「やんごとなきご身分のお子が、いしなどりをするのに用います」とのこと。そのためか、裏葉は子供が生まれたら、女の子であっても、男の子であってもお手玉を教えることに決めている。
3.神奈が珍しく飽きなかった遊び。柳也によると、下手の横好き。
尾長 おなが 1.にわとりの一品種、尾長鳥。雄の尾が長いもの。
2.神奈にあやうく尾羽を引っこ抜かれそうになった鳥。
お歯黒 おはぐろ 1.古くから上流婦人の間で行われ、中古では、成人後の女性の化粧の一つとして引き眉と同時に行い、中世では一種の礼式となったほか、近世には既婚婦人のしるしとなり、明治初年まで続いた。(古語辞典より)
 鉄を酒・酢などに浸して酸化させた液を歯に塗り付けた。
2.一度もAIRに出てくることのなかったもの。もっとも、出てきたら出てきたで困るのだが・・・。
お武家さま おぶけさま 1.武士の家すじ。鎌倉時代以後、将軍・大名・小名およびその家臣という。
2.乞食が柳也を呼び止めたときの呼称。現代なら「シャチョーサン」に相当する。
お召し物 おめしもの 貴人の飲食物・衣服などの敬称。
思い出 おもいで 1.過去に出会った出来事が深く心に残っていて、思い出される事柄。
2.柳也が裏葉を通して見た、神奈の三人でたどった旅路の思い出、柳也が聞かせた一番悲しい日の思い出、やさしくて強かった母親の思い出。
おもちゃ おもちゃ 1.子供が持って遊ぶ道具。
2.雛人形、竹細工、土鈴、笛、蜻蛉玉など、裏葉が市で手に入れたもの。
御衣 おんぞ 衣服の敬称。お召し物。
御身 おんみ 「身」の尊敬語。おからだ。
敬意をふくんだ対称の人代名詞。あなたさま。
陰陽師 おんみょうじ 1.「陰陽寮(令制で、中務省に属する役所)」に属して、天文・暦数、占いや土地のよしあしなどをみたり、みそぎはらえなどをつかさどった職員。後には、一般に占い・祓(はら)いなどにたずさわる者にもいう。安倍晴明などが有名。
2.藤家と手を組み権力を手にしようとして、邪魔になった翼人を亡き者にしようとした首謀者として登場する。


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