雪が降っていた。 思い出の中を、真っ白い結晶が埋め尽くしていた。 数年ぶりに訪れた白く霞む街で、 今も振り続ける雪の中で、 俺はひとりの少女と出会った。
――“思い出”に還る物語―― |
鍵伝説の幕開け・・Kanon。
超有名作品であり、レビューサイトではかかせないゲームのひとつ。
これをやっておかなければ「そんな酷なことはないでしょう」レベル(笑)。
話題は全てギャルゲーの原点ですね、「奇跡」。
シナリオライター久弥直樹の奇跡の連続売りゲームです(笑)。
水瀬名雪
主人公が居候する家のいとこであり、同級生のクラスメート。
普段はつねに寝ぼすけ的なところが目立つキャラで、「くー」が発言の多くを占めています(笑)。
奇跡の場面は名雪の母秋子の突然の事故で、名雪が困惑していくところから
名雪の主人公への想い、主人公が名雪への想いを伝えていくところにあります。
でも感想から言えばいたって普通のストーリーかな。
萌えが中心です。
美坂栞
病気がちで栞との別れまでが物語です。
実は私は一番この話が好きです^^b
最後の「私、笑っていられましたか?」ってとこで栞が泣いてるところが感動的です。
しかし、このシナリオには謎が秘めています。
それは、医師から死を宣告されているにもかかわらず、最後は元気になっているところです。
複線なのか分かりませんが、栞はあゆの奇跡によって助けられたとのようなことを言っています。
もし、これが本当ならば素晴らしいシナリオだと思います。
あゆの奇跡は他のシナリオではあまり深く表現されていませんでしたが、
この栞の奇跡があゆの奇跡ならば、Kanonという作品のなかで一番の奇跡ではないでしょうか?
川澄舞
このシナリオはKanonの中でもよく文を読まないと内容があやふやになってしまいます。
後半で舞を襲う魔物の正体が舞自身の恐怖等であることの文の描写に気づけるか、ということです。
個人的に、舞と佐祐理さんと祐一の3人で暮らすのを想像しているところなどはとても好きである。
「はちみつくまさん」などはかなり笑えた。
感情を出さずにどこか可愛らしいところがあるのに萌え(´∀`)
沢渡真琴
はっきしいって、はじめは「うざ・・」と思いました。
急に居候してきて、素行も悪いところからあまり期待できないと思いました。
しかし、やっぱKeyですね^^;後半のシーンは感動的です。
だんだんと人間としての力が弱っていくさまは痛々しく、
ラストシーンの鈴を鳴らすシーンやヴェールをかぶるシーンなどはかなり泣きそうだった。
まあキャラ萌え度は低めですがシナリオは最高ですね。
月宮あゆ
ほぼ全てのシナリオで登場していたあゆのシナリオはやはりメインヒロインだけあってとてもいいです。
7年前の記憶と現在の幻想が交じり合った世界はもう有無を言わせません。
何度も祐一の前に姿を現すが、それは幻であり本当のあゆは
7年前に祐一の目の前で重傷を負い、今は病院でずっと眠っている。
そして、ラストシーンで人形を探すときには記憶と願いを駆け巡るところが感動的です。
Kanonで最も重要なシナリオでしょうね(^^)
評価
操作性 |
9 |
音楽 |
10 |
画像 |
6 |
システム |
7 |
設定 |
9 |
人物 |
8 |
脚本 |
10 |
主観評価(30) |
27 |
総合 |
85 |
あくまでこれは一番始めにプレイしたときの評価です。
今でしたらいたるさんの絵は高く評価していますが、このときはまだ馴染めていませんでした^^;
音楽には文句ありませんね。
Last regretsなんかもう最後のシーンで泣けてきます。
真琴とかのいる世界の主人公に感情移入ができないことなどから、人物は控え気味です。
まあ、個人的にはものすごい楽しめたと思います。
もちろんKeyですのでHシーンはいりませんね。
PC版よりPS2版のほうをお薦めします。
声があってこちらのほうがKanonの世界を味わえます。
まあ、そんなとこで85点です。